活動・行事レポート

《3人トーク会》 中部大学同窓会東北支部企画

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3人トーク会「南極観測の体験とグローバル環境の視点」

「南極観測の体験とグローバル環境の視点」をテーマにしたトーク会を、第63次南極地域観測隊(夏隊)隊員として南極観測に参加した富山県立大学環境・社会基盤工学科講師の中澤暦博士(環境科学)と福岡工業大学総合研究機構環境科学研究所研究員の永淵修博士(工学)を迎え、東北支部長のイサラ研究所代表齊藤勝美博士(医学・環境科学)を加えて2022年11月3日に仙台市で開催します。


ヒトを取巻く生活環境の諸問題は、1992年にブラジル連邦共和国のリオデジャネイロで開催された「国連環境開発会議(地球サミット)」や1995年にドイツ連邦共和国のベルリンで開催された「第1回気候変動枠組条約国際会議」以前の1980年代までは、地域或いはメゾスケール、例えば日本列島を含めたユーラシア大陸東側の問題として捉えられ、問題の解決や対策には国内規制法令や広域的モニタリングが活用された。1990年代になると、地球環境の課題はむしろ問題が顕在化し、特に大気中二酸化炭素の濃度上昇は地球温暖化をまねき気候変動を誘発している。二酸化炭素濃度を抑制するために、国際協調による二酸化炭素の大気への排出削減を図っているが、意に反して二酸化炭素濃度は上昇し、昨今の気象変動は激しい。また、大気中の二酸化炭素が海水に溶け込み、海水を酸性化に向かわせている。2022年2月にロシア連邦がウクライナに軍事侵攻したことによって、二酸化炭素の大気への排出削減は、もはや環境問題の枠を超えて社会・経済システムの変革に向かう分岐点と考えられる。地球環境問題は二酸化炭素濃度の上昇ばかりではない。船舶や航空機から排出されるナノ粒子、マイクロプラスチックなど国際協調をしなければ対策さえ取れない問題が山積している。もしかすると2022年が地球環境問題の転換期かもしれない。こうした転換期に地球のグローバル環境における問題点を整理し、議論することは意義深いと思う。また、南極観測からグローバル環境を俯瞰することは重要である。トーク会をとおしてグローバル環境の問題や課題をみつめて頂ければ幸いです。

中部大学同窓会東北支部

支部長 齊藤勝美

《3人トーク会》要項・申し込み

1.日時 2022年11月3日(木) 16:00~18:00
2.場所 仙台市青葉区五橋1-1-58 ダイアパレス仙台911号室
3.開催方法 講師3名のトーク会 会場参加およびWebexによる参加(配信)
4.テーマ 「南極観測の体験とグローバル環境の視点」
5.講師 ・中澤 暦氏(富山県立大学環境・社会基盤工学科講師 博士
         (環境科学)、第63次南極観測隊(夏隊)隊員)
・永淵 修氏(福岡工業大学総合研究機構環境科学研究所
        研究員 博士(工学))
・齊藤 勝美氏(合同会社イサラ研究所代表 博士(医学・環境
          科学))
6.参加者 会場参加 35名  Webexでの参加 50名
7.申込期限 2022年10月20日(木)
8.会費 無料
9.申込先 中部大学同窓会事務局
10.申込方法 中部大学同窓会ホームページ「お問い合わせ」(卒業生の問い合
わせと併用)から下記の項目を記載の上、お申込み下さい。
①氏名(必須)
②メールアドレス(必須)
③電話番号(必須)
④卒業学部・卒業年度(本学卒業生の方はご記入ください)
  ⑤⑥内容欄に記載
⑤会場参加 または Webexで参加(必須)
⑥職業(役員、会社員、公務員、教職員、大学生・大学院生、その他)

 

※「お問い合わせ」からお申し込みの場合、翌日には登録メールアドレス宛に受付のメールを返信いたします。(土曜日・日曜日・祝日のお申込みについては、翌平日となります。)返信メールが届かない場合は、登録メールアドレスをご確認いただくか、同窓会事務局までお電話(0568-52-3257)をお願いいたします。

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